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守れていますか?交通ルール (安全ミニ通信279号)

更新日: 安全ミニ通信
私たちは仕事の前後や業務中に、自転車、自動車、公共交通機関など、さまざまな交通手段で移動しています。交通事故は特別な人だけに起きるものではありません。いつもの道、慣れた交差点、急いでいる朝の数分間にも、思わぬ危険が潜んでいます。
特に年末年始や繁忙期は、道路や駅が混雑しやすく、予定の変更や時間に追われる場面も増えます。「いつも通っているから大丈夫」「少しだけなら問題ない」という油断が、確認不足や無理な行動につながることがあります。事故を防ぐために大切なのは、難しい知識を身につけることではなく、毎回同じ安全行動を確実に繰り返すことです。
今回は交通ルールにおける三つのポイントを紹介します。交通事故を防ぐ基本は、①周囲の安全を目視で確認する、②歩行中・運転中にスマートフォンを操作しない、③時間に余裕を持って移動する、の3点です。横断歩道や交差点ではいったん止まって前後左右を確認し、スマートフォンは安全な場所で立ち止まって操作します。急いでいるときも信号無視や速度超過をせず、遅れそうな場合は連絡を優先しましょう。
 
 
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  交通事故が起きる原因と3つの危険

1. 交差点・横断歩道で安全確認が必要な理由

交通事故の大きな要因の一つは、周囲の安全確認が十分でないことです。横断歩道を渡るとき、信号が青であることだけを確認して、左右から近づく車両を見ていないことはないでしょうか。また、交差点を右折する車両では、前方の信号や進行方向に意識が偏り、対向車や歩行者への注意が遅れる場合があります。
危険なのは、目に入っていることと、危険を認識できていることは同じではない点です。急いでいると、視線を一度向けただけで「大丈夫」と判断しやすくなります。さらに、駐車車両、植え込み、建物の角、夜間の暗がりなどが視界を遮ると、相手から見えていても自分からは見えない状況が発生します。
そのため、横断歩道や交差点では、信号だけに頼らず自分の目で前後左右を確かめることが重要です。確認してから渡る、曲がる、進むという順番を崩さないことが、事故を遠ざけます。

2. ながらスマホが危険な理由と防止策

スマートフォンを操作しながら歩く、通知を確認しながら移動する、運転中に画面へ視線を向ける。このような「ながらスマホ」は、本人が思っている以上に周囲への注意を奪います。歩行中であれば、階段を踏み外す、段差につまずく、他人や車両と接触するといった危険があります。運転中であれば、人や物への発見が遅れ、重大な事故につながる可能性があります。
スマートフォンの画面に集中すると、視野が狭くなり、音や動きへの反応も遅れます。たとえ短時間の操作でも、その間に周囲の状況は変化します。着信やメッセージが気になったときほど、歩道の端や施設内の安全な場所などでいったん立ち止まり、周囲を確認してから操作しましょう

3. 急ぎ・焦りによる交通事故を防ぐ方法

出発が遅れた、乗り換えに間に合わない、始業時刻が迫っている。このように時間に余裕がなくなると、人は普段ならしない判断をしやすくなります。信号が変わりそうなときに無理に渡る、速度を上げる、周囲の確認を省くといった行動です。
焦りは、単に気持ちの問題ではありません。安全確認の省略やルール違反を誘発する、具体的な事故リスクです。目的地には、予定時刻ぴったりではなく、少し早めに到着できる計画を立てることが安全につながります。

  今日から実践したい「3つの交通安全習慣」

1. 「止まる・見る・確認する」

第一に、「止まる・見る・確認する」を一連の動作にします。横断歩道や交差点では、歩行者も運転者も、いったん速度を落とし、周囲を目視します。音楽や会話に気を取られていると確認が浅くなるため、危険箇所では視線と意識を安全確認に集中させます。見通しの悪い場所では、「相手からも自分が見えている」と決めつけず、車両が来る可能性を考えて行動しましょう

2. スマートフォンを使う場所

的地に着いてから、または安全な場所に立ち止まって操作します。地図や連絡を確認する必要がある場合も、移動を続けながらではなく、周囲の通行を妨げない場所で立ち止まることが基本です。職場では、出発前に目的地や経路を確認し、移動中の操作を減らす工夫も有効です。

3. 時間に余裕を持つ

第三に、時間に余裕を持てる仕組みをつくります。個人の注意だけでなく、現場の管理者が無理な時間設定を見直すことも大切です。訪問や送迎、作業開始時刻を計画するときは、移動時間に混雑、信号待ち、天候などの余裕を見込みます。「遅れそうなときは急がず、連絡する」という職場のルールを決めておけば、スタッフが無理な運転や危険な横断を選びにくくなります

  職場でできる交通安全教育と声かけ

安全管理担当者は、朝礼や始業前の短い声かけに三つのポイントを取り入れてみましょう。「交差点では目視確認を」「スマートフォンは止まってから」「今日は余裕を持って移動を」と、具体的な行動で伝えることが効果的です。「気をつけて」だけでは人によって受け取り方が異なりますが、行動を明確にすれば実践につながります。
スタッフ同士でも、急いでいる人を責めるのではなく、「一度止まって確認しましょう」「操作は安全な場所でしましょう」と声をかけ合います。ヒヤリとした出来事があった場合は、個人の不注意として終わらせず、時間設定、経路、視界、照明、スマートフォンの使用状況などを振り返り、再発防止に活かします。

  まとめ

交通事故を防ぐために、特別な技術が必要なわけではありません。周りの安全を確認する、ながらスマホをしない、時間に余裕を持つという三つのポイントを、歩行、自転車、自動車、公共交通機関への乗り降りなど、あらゆる場面で意識することが基本です。
危険は、慣れた道や忙しい日にこそ見えにくくなります。「自分は大丈夫」と考えるのではなく、「自分にも起こり得る」と考えて、毎回立ち止まり、目で確認し、落ち着いて行動しましょう。安全は一人の努力だけでなく、職場全体の声かけと仕組みで守ることができます。今日の移動から、心と時間にゆとりを持ち、無事故で一日を終えられる安全行動を始めましょう


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